(前書きより) 人間の脳には、空間認識や風景などのパターン認識をする領域と、言語を認識する領域とがあります。空間認識の仕組みとは、全体を眺め、言語化する以前に構造と状況を判断するようにできています。これは素早くて確実です。 私が開発したスーパー・リーディング・システム(略してSRS)の速読のコツは、脳の中の言語を認識する領域で文字を読まないことです。つまり、文字を、それ以外の領域に叩き込むことです。 現代は情報の氾濫する時代であり、その情報の流れは数十年前とは比較にならないほど速く豊かなものです。 このような時代に突入しているのに、人間の脳や心の情報処理の方法は100年前と変わっていません。栗田式「速読法」はそのような状況を一気に打破するものです。 栗田式「速読法」は、最も現代的で強力な能力開発だと私は考えています。読者のみなさんも、本書によってそれを実感し、さらなる人生の高みに向かって歩みはじめてください。 三笠書房。2004年初版。 定価:1,000円(税込)。 |
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